海津の冬の風物詩『寒鮒漁』
海津市の冬の風物詩『寒鮒漁』は、毎年12月25日に漁が解禁されます。
解禁日は、漁の様子を写真に収めようと、多くのカメラマンが訪れます。
はじめまして、Takanobuと申します。2年前、私の住んでいるまちの魅力を多くの人に知ってもらいたいために Instagram をはじめ、情報発信してきました。もっと多くの人に知ってもらうため、Instagram ではお伝えしきれない内容をブログ『Takanobuのお宝場所探し』として開設しました。
よろしくお願いします。
日の出とともに漁がはじまる
12月25日の早朝、シシ池(海津町沼新田)では、漁師たちが伝統漁法である寒鮒漁の準備をはじめます。漁はまず、漁師たちが稲わらのくじを引いて漁場を決めるところからはじまります。場所はわらの長さで決まり、漁場が決まると船に乗り込み、刺し網などを準備して日の出を待ちます。
午前7時頃、地平線から日が昇り始めると、漁師は一斉に漁場に向かいだし、刺し網を仕掛けていきます。網を仕掛け終わると岸に戻り、フナが網にかかるのを待ちます。
期待高まる
1時間後の午前8時頃、再び漁場に向かい、刺し網を引き上げます。網を引き揚げると、必死に逃げようとするフナが激しく身を動かし水しぶきを上げます。網には約40センチほどのマブナやヘラブナがかかっています。
近年、ブラックバスなどの外来魚の影響で、収穫量が減っているようですが、収穫されたフナは、フナみそや甘露煮など正月の食卓に並びます。
【Takanobuの撮影ポイント】
撮影のタイミングは2つ
①日の出と共に刺し網を漁師が仕掛けるとき
②網を引き揚げるとき
池なので、穏やかな静水面です。風がなければ、私はリフレクションを意識しながら写真を撮ります。
①は、刺し網を仕掛けるときに日が昇り、一筋の日の光が池に差し込んでくるので、差し込んだ日の光と漁師の様子をアンダー気味で撮ると、冬の寒さの厳しさとを感じさせる幻想的な写真が撮れるかもしれません。
②は、望遠レンズを使って漁師の網を引き揚げる手元、フナが跳ねる時の水しぶきを撮影すると臨場感あふれる写真になると思います。